この記事はこんな方におすすめ。
飼っているハムスターがぽてっと丸くてかわいいけど、肥満になっていないか心配…。
太ってしまったハムスターのダイエット方法も知りたい!
人間と同じようにハムスターも肥満によって、病気などのリスクが増してしまいます。
今回はハムスターが太っていないかチェックする方法や、ダイエットの方法などを詳しく解説していきます。
ハムスターが太っている?肥満になっているかの目安

ハムスターの適性体重
まずはハムスターの体重が適正を超えていないか見てみましょう。
ハムスターの適性体重はこのとおりです。
- ジャンガリアンハムスター
30g~45g - ゴールデンハムスター
90g~150g - ロボロフスキーハムスター
15g~35g
もちろんハムスターの個体差や体格次第でもありますので、あくまで目安です。
ハムスターの体重の測り方についてはこちらの記事で

肥満のハムスターの特徴
体重の他、ハムスターの見た目でも判断できます。
ポイントとしては6点ほどあります。
- 白目が見えている
- お腹が大きく出ている
- お腹の毛が擦れて薄い
- 自力で起き上がるのが難しい
- 足のつけ根がたるんでいる
- 毛並みが悪い
白目が見えている
ハムスターは基本、黒目がちです。常に白目が見えているような場合は肥満の可能性アリです。
お腹が大きく出ている
人間と一緒で脂肪が付いてしまい、お腹が極端に出ているのも特徴の一つですね。
お腹の毛が薄い
お腹がたるんでいるために床に擦れてしまっているかもしれません。
脱毛してしまうので早急な対処が必要です。
自力で起き上がれない
ハムスターは普通転んでも、クルッと自力で起き上がることができます。それが難しい場合も肥満の可能性が高いです。
足のつけ根がたるんでいる
お腹がめり込んでいるような状態です。結果、足が短く見えます。
毛並みが悪い
お腹や脂肪が邪魔で毛づくろいができていない可能性があり、その場合はハムスターのストレスにもなります。
以上の点に当てはまる場合は肥満の可能性が高いです。
ハムスターの肥満の原因

ハムスターが太ってしまう原因は大きく3つあります。
- 食事
- 運動不足
- ストレス
では原因ごとに見ていきましょう。
食事によるもの(食べすぎ・高脂肪なエサ)
人間や他のペットと同じく、食べすぎが原因で太る可能性があります。
ほとんどの場合ペレットを主食にしていれば、極端に太ることはありません。
大体の場合、おやつの与えすぎが原因であることが多いです。
種子類、例えばひまわりの種など高脂肪のおやつはとても太りやすいので、低脂肪なおやつに変える、与える量を減らすなどの対策が必要です。
運動不足のため
ハムスターは体は小さいですが、夜は活発に動き活動します。
一日数キロほどは駆け回るそうですので、回し車は必ず設置してあげてください。
ストレスによるもの
こちらが一番難しいパターンなのですが、ストレスが原因で食べすぎてしまうことがあります。
その場合は原因を取り除いてあげなければ改善されません。
ハムスターのダイエット方法

ダイエットフードに切り替える
一つ目の方法はハムスターの食事内容を見直していく方法です。
もしハムスターに与えているフードが、種子などが混ざったミックスフードだったら
ペレットのみのフードに切り替えましょう
ペレットにはハムスターの健康維持のために、必要な栄養素が配合されています。
ですので、ペレットだけを食べていても、体に必要な栄養を補うことができます。
ハムスターのフードを切り替える時は
- もともと食べていたフードに混ぜながら
- 徐々に少しずつ切り替える
またフードを与える量はハムスターの体重の 5%~10% 程度が目安となります。
また食事、おやつの制限は極端に行わないようにしてください。
ハムスターにとって食事が不足することは、かなりのストレスになってしまいます。
少しずつ、徐々に量を調整していきましょう。
おすすめのダイエットフードを2点紹介します。
>> イースター ハムスターセレクション 400g<<
- 健康に配慮して、アガリクス・ブラゼイ・ムリルを配合
- 初乳の成分であるヌクレオチドを配合
- おおばこ・たんぽぽ粉末を配合
- 腸に届く乳酸菌、高濃度殺菌菌体(EC-12株)配合

- 低脂肪な穀類がベース
- ハムスターの健康を内側からサポートするため、プロポリスを配合
- タンポポ・オオバコを配合し、消化吸収をサポート
- ビタミンが豊富な小松菜・ニンジンを配合

どちらも太りにくいペレットですので、おすすめです。
またハムスターのおやつの量を減らし、代わりに野菜を与えるというのもおすすめです。
与え方はこちらの記事を参考にしてください。

運動不足を解消する
ハムスターは十分な広さのあるケージと回し車があれば運動不足になることはあまり無いです。
ハムスターは特に夜中に活発になりますので、その時に回し車を走っているか確認してみましょう。
もしあまり回し車を回していない場合は、サイズが合っていない可能性があります。
ハムスターの種類ごと!回し車のおすすめサイズ
例としてわたしが飼育していたゴールデンハムスターが回し車をあまり使っていないことがあったのですが…。
回し車を 17センチ → 21センチ に変えたところ、無事使ってくれた!ということがありました。
また日課としてお散歩(部屋んぽ)を取り入れてみても良いと思います。
お散歩のポイントや注意点はこちらの記事で

ストレスを軽減する
ハムスターのストレスを軽減してあげることで、食べすぎを防止する事にも繋がることがあります。
しかしハムスターがストレスを感じている原因は千差万別で、そのお家の飼育環境しだいです。
主なストレスの要因としては
- ケージが狭すぎる
- 食事が少ない
- お散歩をしたい
- 暑すぎる または 寒すぎる
- 直射日光が当たる
- 照明が明るすぎる
- スキンシップを取りすぎる
- トイレやハウスが不衛生
- 騒音
- 身を隠せる場所が無い
ハムスターの飼育にはある程度の広さのケージが必要ですし、回し車のサイズが合わなければ満足に運動することも難しいです。
ハムスターの飼育環境は整っているか、また飼育用品の選び方やケージの設置場所のポイントなどもこちらの記事で詳しく解説しています。確認してみましょう。

ケージの設置場所のほか、適正な飼育用品使っているかなど、飼育環境をよく見直してみましょう。
まとめ
ハムスターの丸っとした体型もかわいいのですが、太りすぎるのは人間と一緒で健康に良くありません。無理なくダイエットを行ってください。
肥満の原因や対策、ダイエット方法を紹介しましたが、やはりその子の飼い主さんしか原因を判断することは難しいです。
ハムスターが適性体重を大きく超えていない限りは、ダイエットフードへの切り替えやおやつの量を調整するなどで対応しましょう。
ハムスターの食事量自体を減らすことは、ストレスになりますのでなるべくは避けるのが無難かと思います。
みなさんのハムちゃんが健康で長生きできますように🐹

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